戯曲研修セミナーin福岡2018 寺山修司を読む!社会をふりむかせる
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開催日程:2018年12月6日(木)~15日(土)
開催場所:パピオビールーム、アクロス福岡
発表公演:2018年12月14日(土)、15日(日)
社会を挑発し続けた寺山修司の遺した戯曲を「社会をふりむかせる」というテーマで読み解いていきます。
寺山修司(てらやましゅうじ)
1935年青森県生まれ。演劇実験室「天井桟敷」主宰。「言葉の錬金術師」「アングラ演劇四天王のひとり」と呼ばれ、『毛皮のマリー』街頭劇『ノック』等を上演。映画監督作品として『田園に死す』『書を捨てよ、町へ出よう』等がある。短歌、俳句、詩、小説、随筆、作詞、ラジオドラマ、映画などなど、様々な顔を持っていた。敗血症により47歳で死去。
<創作講座>
・戯曲を声に出して読んでみよう(発表あり)
『血は立ったまま眠っている』講師:中嶋さと
・ラジオドラマをつくってみよう
『大人狩り』講師:福井信介
<リーディング上演>
『毛皮のマリー』
演出:石田聖也(演劇ユニットそめごこる)
<映像上映 ~寺山修司とその作品を知ろう~>
『演劇実験室「天井桟敷」ヴィデオ・アンソロジー』
『レミング~壁抜け男~』
※上映会あとに、ゲストによるトークイベントあります。
<リーディング上演・発表&シンポジウム>
12月15日(土)16:00〜18:30
料金:500円
==【募集】==
・戯曲を声に出して読んでみよう<全5回+発表>(15名程度)
・ラジオドラマをつくってみよう<全2回>(20名程度)
参加をご希望の方は、下記項目をご記入いただきinfo.jda.fukuoka@gmail.comへお送りください。
①お名前 ②年齢 ③性別 ④電話番号 ⑤メールアドレス ⑥意気込み、期待すること
※対象:戯曲に興味のある方、声に出して読んでみたい方、聞いてみたい方、寺山修司に興味のある方、演劇をやっていない方も、やっている方も、どなたでもご参加いただけます!
==【創作講座】=
<戯曲を声に出して読んでみよう>(参加者募集!発表あり)
実際に声に出して読むことで戯曲を読み解き紐解き、リーディング形式での発表も行います。
日時:12月6、7、9、10、14日19:00〜22:30
会場:パピオビールーム
発表日:12月15日10:00〜22:00(14:00ごろから発表)
発表会場:あじびホール
定員: 15名程度
参加費:2,000円
講師:中嶋さと
作品:血は立ったまま眠っている
中嶋さとプロフィール
14+ FOUTEEN PLUS 主宰・演出・俳優
nakashima group 演出・俳優
2009年、福岡演劇フェスティバルFFAC企画創作コンペティションにて、最優秀作品賞、観客賞受賞
近年では、俳優の身体性を生かした作品が多く、韓国での上演や、学校での芸術鑑賞行事としても作品を上演している。
中嶋さとメッセージ
10代の頃、寺山作品を追いかけていた時代がありました。当時はよく理解できなかったのですが、寺山修司が残した台詞や表現は、烈々とした気迫をもって、あの頃の私に語り掛けてきました。そして妙に懐かしくも感じるその言葉は、心の奥底に眠っている記憶を激しく揺さぶりました。今回、初めて寺山作品を演出します。いま、この台詞を声に出して言葉にした時、果たしてどんな感情を持つのだろう。どんな世界が見えてくるのだろう。参加者の皆さんと楽しみながら、寺山作品を紐解いていきましょう。
==【創作講座】==
<ラジオドラマをつくってみよう>(参加者募集!)
かつて福岡でもラジオドラマ制作・放送され話題となった『大人狩り』。この戯曲をもとに、ラジオドラマづくりに挑戦します!
日時:12月12、13日15:00〜20:00
会場:アクロス福岡
定員:20名程度
参加費:1,000円
講師:福井信介
作品:大人狩り
福井信介プロフィール
声優・演技教室講師。声優としての出演作に『プレイボール』『プレイボール2nd』『かわいいジェニー』『ケロロ軍曹』『BLEACH』『地獄少女 二籠』『メルヘヴン』『少年陰陽師』『シゴフミ』『サムライスピリッツ天下一剣客伝』『ローゼンメイデン』『バーテンダー』『ふしぎ星のふたご姫』など
福井信介メッセージ
寺山修司にどんなイメージをもっていますか?役者なら、演劇にたずさわる者なら寺山について語れないと!
なんとなく演劇の登龍門のような、これが理解出来て一人前のような。少なくとも自分はそのようなイメージをもっていました。試されているようで、なんとなく『怖い』んですよね。
今回は、そんなイメージをもっている方にも是非ご参加いただきたいです。
寺山修司という看板を怖れずに、素直に心を寄せていきたいと思っています。今だからこそわかること、伝わることがあるかも知れません。
やわらかな感性で台本を読み、そして音声のみでそれを表現する楽しさを一緒に体験してみましょう。
==【リーディング上演】==
<リーディング作品上演> (創作稽古見学できます!)
演出:石田聖也
出演:峰尾かおり
作品:毛皮のマリー
日時:12月15日(土)14:00〜
※上演終了後にトークゲストと共にシンポジウムを行います。
石田聖也プロフィール
2013年、大学演劇で知り合った仲間と演劇ユニットそめごころを旗揚げ。ほとんどの作品で演出を務め、劇作もおこなう。
人間が生きることで生じる悩み、人生への問い、生きづらさなどを俳優の「記憶」をモチーフに読み解き、演劇作品として上演している。2018年9月には「劇場」をテーマにした三部作の完結編『劇場のすゝめ』を発表。
==【映像上映】==
<映像上映~寺山修司とその作品を知ろう~>
寺山修司の遺した作品の映像やトーク映像を鑑賞します。
鑑賞後、ゲストと共に「寺山修司」や「社会をふりむかせる」ことについてのトークを行います。
12月7日(金)14:00「ヴィデオ・アンソロジー」/トークゲスト:糸山裕子
12月8日(土)14:00「レミング」、19:00「ヴィデオ・アンソロジー」
12月9日(日)14:00「ヴィデオ・アンソロジー」/トークゲスト:小松杏里
12月14日(金)14:00「レミング」/トークゲスト:和田喜夫
==【12月15日公演日】==
<リーディング上演・発表&シンポジウム>
毛皮のマリー、血は立ったまま眠っている、大人狩りの発表を行います。
上演終了後には、演出・講師を行なった中嶋さと×石田聖也×トークゲスト3名によるシンポジウムを行います。
社会をふりむかせるとは?今回の創作を通しての話や、これまでの活動や経験の話など、語り合います。
日時:12月15日(土)14:00〜18:30
会場:あじびホール
参加費:500円
シンポジウムゲスト:下松勝人 、和田喜夫、川口典成
==【映像・シンポジウム トークゲストプロフィール】==
下松勝人
鞍手高校演劇部を経て福岡大学在学中の1981年、劇団仮面工房結成。オリジナル作品の他、唐十郎、北村想らの作品を演出。1990年、アーティスト達の出会いと発見の場「大耳ネットワークの夕べ」を始める。2006年、「名島表現塾」を開塾、年間3本の新作を塾生と共に発表。
和田喜夫
1951年山口県下関生まれ。早稲田大学在学中より演出を始める。1982年から11年間、劇作家・岸田理生との共同作業を続け、92年オーストラリアのアデレード国際演劇祭で『糸地獄』を上演。2001年よりオーストラリアやカナダの先住民の劇作家との共同作業を始める。演劇企画集団 楽天団代表。日本演出者協会理事。
川口典成
ピーチャム・カンパニーの代表、演出。演劇実験場であるドナルカ・パッカーンを立ち上げ、日本における演劇と戦争との蜜月にあった「歓び」を探求する演劇上演を行う。その他、2015年に『ザ・モニュメント 記念碑』(作:コリーン・ワグナー)を演出、2018年に東京、大阪、沖縄の3都市にて再演。
小松杏里 こまつあんり◎劇作家・演出家
80年代、演劇舎螳螂(とうろう)を率い、小劇場演劇界の中で人気を博す。その後、演劇プロジェクト月光舎を組織、北九州演劇祭参加や大阪・名古屋・ソウル公演なども行う。2015年、久留米シティプラザのドラマアーツ・ディレクターに就任。
糸山裕子 アートマネージメントセンター福岡(AMCF)
1960年生まれ。高校時代から演劇を始め、卒業後旧日本長期信用銀行入行。その後東京演劇アンサンブル養成所、演劇実験室◎万有引力を経て帰福。2004年AMCF設立。演劇祭や地元演劇人支援の他、指輪ホテル制作。ももち文化センター館長。
==【会場】 ==
パピオビールーム (〒812-0044 福岡県福岡市博多区千代1丁目15-30)
・地下鉄 千代県庁口(パピヨン24地下1階)より徒歩3分
・JR 鹿児島本線吉塚駅より徒歩13分
・西鉄バス 千代一丁目乗り場より徒歩1分
アクロス福岡 (〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1丁目1番1号)
・西鉄 福岡天神駅から徒歩10分
・地下鉄 空港線天神駅16番出口から徒歩5分
・地下鉄 七隈線天神南駅5番出口から徒歩7分
・西鉄バス アクロス福岡・水鏡天満宮宮前から徒歩0分
天神4丁目から徒歩3分
中央郵便局前から徒歩5分
あじびホール (〒812-0027 福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル8階)
・地下鉄 中洲川端駅6番出口より徒歩すぐ
・西鉄バス 川端町博多座前バス停下車、徒歩すぐ
==【キャッチやコピー】==
☆戯曲って何?
演劇の台本。
上演されること(舞台などで俳優などによって、実際に声に出したり動いたり)を目的として書かれたもの。
☆ト書きって何?
戯曲で、セリフの間に書かれている、俳優の動きや場面の状況、演出の指定などが書かれた文章の事。
通常の上演では、ほぼ声に出して読まれることが無い「ト書き」を、今回の上演と発表では声に出して読んでいきます。ぜひ「ト書き」に書かれた物事も想像しながらお楽しみください!
☆リーディングって何?
外国で、「この戯曲を上演しませんか?」と劇場に売り込みを行う時に使われるやり方で、俳優が戯曲を持ったまま読み合わせを行うやり方です。
この時、動いたり、衣装・小道具・舞台美術・照明・音響などは使われませんが、今日本で行われている「リーディング公演」では、動きがあったり、音響や照明を使うものがあったりと、いろんなスタイルで行われることが増えています。
声に出して読まれる事を前提に書かれた〝戯曲″が、実際に声に出され立ち上がっていく、そんな時間を一緒に体験しませんか?
〝戯曲″は声に出して読むことや身体を動かすことが前提で書かれているものです。
声に出されることではじめて立ち上がる世界や物語に触れ、〝戯曲″と触れ合い向かい合っていく企画です。